ボタンのつけ方って覚えていますか?

いつ習ったのか、を思い出すと小学生や中学生の家庭科の授業だったような気がしますね。

それ以来、積極的にボタン付けをしてきた人はあまりいないように思います。

当店はボタンのお店ですから、もちろんボタンを付け替えたくて縫うことはありますが、
お客様から縫うのがめんどくさい、や縫い方を忘れてしまったと言った声を聴くことも多いです。

いわゆる一般的な4つ穴や2つ穴のボタンを付ける場合、裏に足のあるボタンを付ける場合では手順が違います。
今回はそんなボタンの付け方を図解してわかりやすく説明させていただきます。

ぜひ、家庭科に苦手意識のあったみなさんも針と糸を片手にボタン付けを再開してみませんか。
小学生でもできたんですから、やる気次第で誰でもできると思います。
またボタンの色と糸の色に変化をつけることでアクセントにすることもできますので、そんな遊び方もチャレンジしてください。

■4つ穴ボタンのつけ方

ステップ①
糸を2本どりにして玉結びを作り、ボタンをつける位置の布地を表からすくいあげ、ボタンの穴に糸を通します。

 

ステップ②
4つのボタン穴に針と糸を3〜4回ずつ通します。つけた後にボタンをはめやすいように、布地の厚み分ボタンを少し浮かせておきます。

 

ステップ③
ボタンと布地の間に糸を出し、図のように針についている方の糸で何回か巻いて、針を通して固定します。

 

ステップ④
つけ根位置の布地を2〜3回すくって、固定します。

 

ステップ⑤
最後に、布地とボタンの間で糸を玉結びします。

 

■2つ穴ボタンのつけ方

ステップ①
糸を2本どりにして玉結びを作り、ボタンをつける位置の布地を表からすくいあげ、ボタンの穴に糸を通します。

 

ステップ②
2つのボタン穴に針と糸を3?4回通します。つけた後にボタンをはめやすいように、布地の厚み分ボタンを少し浮かせておきます。

 

ステップ③
ボタンと布地の間に糸を出し、図のように針についている方の糸で何回か巻いて、針を通して固定します。

 

ステップ④
つけ根位置の布地を2~3回すくって、固定します。

 

ステップ⑤
最後に、布地とボタンの間で糸を玉結びします。

 

■裏足ボタンのつけ方
*裏足ボタンとは・・・ボタンの裏側に糸を通す穴がついているタイプのボタンを言います。

ステップ①
布地に対してボタンの脚が垂直になるようにボタンを置きます。

 

ステップ②
糸の端を玉結びし、布の裏側からボタンの脚の脇に針をさしてボタンの穴をくぐらせ、針を布の裏に戻します。これを3~4回繰り返します。

 

 

ステップ③
布の裏側で玉結びを作り、玉結びと布の間に糸を通してから糸を切ります。