ボタンそれぞれのページに各素材毎の取り扱い時の注意は書いてありますので、そちらも参考にしていただき、お気に入りの洋服がボタンと共に長く着られるように選んでください。

【ボタンを選ぶ際の注意】

①天然素材のボタンの色・柄について
水牛・ナット・木・革・貝の天然素材で作られたボタンは、原料に個体差があるため、同じ品番でも色や柄やツヤの加減が異なります。2つとして同じものがない、というのが天然素材の良さであり、一つ一つ微妙に違う自然な風合いをお楽しみ下さい。

②染色されているボタンについて
染色したボタンは色落ちしにくく加工してありますが、
水などでボタンが濡れた際や生地に強くこすりつけた際に色落ちする危険性があります。染色したボタンを使用する際は同系色の生地に合わせてご使用頂くようお勧めします。
【白い服に黒の染色したボタンを付け替える等の配色での御使用は特に御注意下さい】

③乳幼児に使用できないボタンについて
プラスチック素材の中の1つユリア樹脂には微量のホルムアルデヒドが含まれます。生後24ヵ月以内の乳幼児の服には使用を避けて下さい。また、革、木製品の一部にもホルムアルデヒドを含む物がありますので、生後24ヵ月以内の乳幼児の服への使用は避けて下さい。


【クリーニングの際の注意】

皆様のお気にいりのボタンを長く使っていただくためには、クリーニングの際に注意して頂きたい事があります。ご自身で洗濯される際も様々な洗い方があるように、クリーニング店によってボタンへの対応は様々です。丁寧に保護してくれる事もあれば、そのまま水洗いしてしまう事もあるでしょう。帰って来たら、ボタンの色が変わっていた…なんて事が無い様に、クリーニングの際は以下のポイントを気をつけて下さい。

①天然素材のボタンについて
水牛・ナット・木・革・貝の天然素材作られたボタンや金属ボタンは、水や熱に大変弱い素材です。水洗いは避け、クリーニングの際はボタンを取りはずすか、ボタンを銀紙などでくるんで保護した上で石油系ドライクリーニングにて行って下さい。また、直接アイロンなどの蒸気を当ててしま
いますと、ツヤ落ちやひび割れや色落ちの原因となりますので避けて下さい。

②シャツボタンの割れ欠けについて
シャツボタンで、比較的割れにくく作ってあるボタンも、洗濯方法や劣化によって割れることがあります。割れ欠けの原因として最も多いのが、アイロン時に熱と共に圧力がかけられたことによるものです。アイロンの際はあて布をするなど、直接ボタンに熱が当たらないように注意してください。