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時間に秘められた価値。
質感や経年変化を楽しむ革ボタン。
“皮”から手間隙のかかるベジタブルタンニンで鞣し“革”になります。また、革の質を感じながら人の手で編み上げた革ボタンは 完成までに半年以上の時間を費やして作られます。 近年の革の価格高騰を受け、以前に比べてもかなり高級なボタンではありますが、その生産工程で費やされた時間や手間暇はボタンの中でもダントツなため、長く来ていただく服にぴったりではないでしょうか。
革ボタンは先染めの革によるものと、塗装による色付けの革による2種類があります。当社の先染めの革ボタンは、ボタンに適したタンニン鞣しをした革を染色して作っており、完成後のボタンはタンニン鞣し特有の経年変化を楽しむ事ができます。一方、塗装による色付けのボタンは経年変化を楽しむことはできませんが、小ロットでオリジナルの色などを塗装することには向いています。
革ボタンの代表的な形であるバスケット型は、1本の革ひもから、革のかたい、やわらかいを手で感じ、編む際には大きさが均一になるように、その締め具合を調整しながら作っています。その後にプレスで革を締め固める作業を行いますが、ここでも形が均一になるように、ボタンを見ながら必要であれば二度押し作業もして、微調整しながら完成させます。機械では作れないボタンの理由がここにあります。
革ボタンはコートやカジュアルジャケットなどに多く使用されるボタンです。近年はナイロンなどプラスチックで作られたイミテーション革ボタンが使用されていることも多いですが、やはり本物はその質感も表面のシボ感も全く違います。またプラスチックのボタンでは経年変化も楽しむことはできません。本革ボタンにつけるかえるだけでも、グッと洋服がおしゃれにランクアップすることでしょう。
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【革ボタンの特長】
革ボタンはここ数年来のエコロジー精神の観点とオーソドックスなスタイルへのデザインの流れから再び注目を集めてきている素材の1つです。皮製品の持つ独特の質感と暖かな色合いはカジュアルなデザインからトレンチコートのような重衣料まで幅広く用いられています。また、皮ボタン/皮バックルには原皮の段階で染色を施した商品と塗装による色付け加工を行った商品の2種類があります。
【革ボタンのお取扱い上の注意】
皮ボタン/皮バックルの材料となる原皮にはそれぞれ個体差があるため形状にバラつきがあります。天然の素材ゆえの特徴とご理解下さい。原皮を染めたもの、塗装を施したもの、どちらも水や高温には弱く、ホットプレスやタンブラー乾燥を行いますと、表面のひび割れ、剥離、変形、他の生地への移染の原因となりますので避けて下さい。また、クリーニングの際にはボタン/バックルを外すか保護をした上で必ず石油系ドライをご指定下さい。
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